最も自然に近い音楽詩人グリークは、十九世紀後半のノールウェーの文豪、イブセンの詩劇で、ペールギュントが尊長の娘アニトラの踊りにみとれながら、恍惚としてその魅力に酔い惚れる所で、マズルカの東洋的感の深い舞曲である。

・・・・・・・・・・全音楽譜出版社 曲目解説より